JUNGLIA(ジャングリア)の開業も今年の7月に迫り、ホテルや民泊の開業も増えている沖縄。
訪日観光客にも人気のリゾート地ですが、温暖な気候はトコジラミ(ナンキンムシ)の繁殖にも適しています。
近年、国内外でトコジラミ被害が増加する中、民泊の信用を守るためには「予防」と「早期対応」が不可欠です。
今回は具体的な対策方法をご紹介します。
トコジラミ被害が民宿に与える3つの影響
- 風評被害: 客室での刺症被害はSNSで拡散され、宿の評価低下につながります。例えば、「トコジラミマップ」というマイマップも公開されており、
掲載されてしまえば削除要請も難しいため(マイマップなため、作成者の連絡先も掲載されていません)、致命的な影響となるでしょう。 - 清掃コスト: 一度発生すると駆除費用がかかります。くらしのマーケットの調査によると、トコジラミの駆除費用は30平米あたり3.6万円程度です。(※2024年11月時点)また、施設を一時クローズするため、機会損失も発生します。
- 行政リスク: 衛生管理不足とみなされれば、保健所の指導対象となる可能性も。別の物件をオープンしたいとなった場合でも、保健所のチェックが厳しくなることもあり得ます。
予防のためのアクション→トコジラミの生態を理解する
民泊において、リモートで運営しているオーナー様は発見が遅れがちです。
(弊社ではトコジラミの生態を理解しているので、もしもの時でもオーナー様への早期連絡が可能です)
以下の2点を、清掃業者に気を付けるようにシェアをしておきましょう。
① 夜行性なので、暗い場所が好き。清掃の際に暗がりをチェックする
夜行性ですので、ゲスト様が刺されてしまうのは夜になります。
しかし夜にしか発見できないわけではありません。一度電気を消していた部屋を明るくすると、発見しやすくなります。
また、ソファのスキマの間や、テレビボードの裏などに潜んでいる場合があります。
成虫が見当たらない場合でも、マットレスや、枕、布団など、清掃の際に以下のような特徴のものがなかったか、清掃業者に報告してもらいましょう。
・血糞(赤みが買った糞)を探す。これが一番見つけやすいです。
・脱皮した殻や卵(白く細長い形状)
② 潜伏場所になりうる家具を減らす
家具や雑貨を減らして、潜伏できる箇所を減らすのも大事です。
例えばカーテン(のひだ)、カーペット(の裏)、カレンダーなど。清掃の手間も減って一石二鳥です。
③担当者を決めて、定期的にチェックする
清掃業者によるチェックが期待できない場合は、別途オプション料金がかかると思いますが、管理会社にチェックしてもらうことも選択肢としてあります。
もし発生したら?緊急対応マニュアル
- 隔離: 被害が確認された客室は即時閉鎖。部屋からは何も持ち出さないようにしましょう。
- 他の部屋の確認: とにかく繁殖力が強く、1日におよそ5個の卵を産みます。隣室にも範囲を拡大している場合がありますのでチェックしましょう。
- 応急処置→業者に依頼:トコジラミは100度で数秒、79度で5分、60度で10分以上の加熱で死滅します。応急処置として、リネンの洗濯と乾燥機での殺虫が効果的です(機種によっては温度に届かないこともあります)。
しかし、とにかく繫殖力が強いため、上記は応急処置で必ず専門業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
トコジラミはニュースの影響で、ネットカフェやアジアの安宿など、衛生面で心配な箇所でしか発生しないと思っているオーナー様もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「清潔な宿でも発生する可能性がある」という認識を持ち、チェックの作成やフローの決め方など、徹底した事前対策が必要です。